連帯保証人を頼まれたらどうする?迷わずプロに相談を!

借金・債務整理

友人から連帯保証人になってほしいと頼まれたら、どのようなデメリットがあり、どのようなリスクを抱えることになるのかを知っておく必要があります。連帯保証人を引き受けたことによって、あなたが借金などを肩代わりすることになるからです。もし引き受けてしまった場合でも、トラブル発生時には自分一人で解決しようとせず、迷わずプロに相談しましょう。

連帯保証人とは?

そもそも連帯保証人とは、本来契約している人の代わりに義務を果たさなければならない人のことです。例えば賃貸借契約の連帯保証人になった場合は、契約者本人が家賃を滞納した場合に、連帯保証人が代わりに家賃を支払わなけれなりません。また金銭消費貸借契約の連帯保証人になった場合は、契約者本人の代わりに借金を返済する義務を負うことになります。

連帯保証人という制度は、部屋を貸す大家さんやお金を貸す人にとって安心できる保証となります。もし契約者が本人しかいない状態で連絡がとれなくなってしまった場合は、滞納した家賃や期日までに返すはずの借金を請求する手立てがなくなってしまいます。連帯保証人を含めてさまざまな契約を交わすことで、万が一に備えることができるようになるのです。

もちろん連帯保証人が契約者本人の代わりに滞納した家賃を支払ったり借金を返済したりした場合は、契約者に「代わりに支払った分を返して欲しい」と請求することができます。これを法律用語で求償権といい、保証人が支払ったあとで契約者本人に請求する「事後求償権」が一般的な求償権です(民法第459条)。しかし特殊なケースの場合は「事前求償権」を行使することもでき(民法第460条)、保証人の権利も保護されているのが特徴です。しかし契約者本人が事前求償権を拒否することもできるため(民法第461条)、連帯保証人となるからには契約者本人と同等の責任を負うことになるでしょう。

連帯保証人のデメリットとは?

連帯保証人には事後求償権があるため、万が一のことがあっても代わりに支払った分を請求することができます。しかし連帯保証人には以下のような3つのデメリットがあります。

まず1つめのデメリットは、分別の利益がないことです(民法第456条)。分別の利益とは、保証人が複数いる場合に頭数で割った金額分だけ返済する責任を負えばよいということです。連帯保証人には分別の利益がないため、他に連帯保証人が何人いても分割した金額だけ責任を持つことはできません。連帯保証人の1人1人が全額を保証する義務があるというデメリットがあります。保証人には分別の利益が認められているため、例えば2000万円に対して保証人2人が1000万円ずつ責任を持てばよいということになります。しかし連帯保証人の場合はそれぞれが2000万円を返済する責任を負わなければなりません。

2つめのデメリットは、いきなり連帯保証人に請求されても拒むことができない点が挙げられます(民法第452条)。もし家賃を滞納した場合、大家さんは契約者である本人に請求するのが普通です。しかし実際に滞納している本人に請求しても、家賃を回収できる見込みがないと考えることもできるため、大家さんは連帯保証人へ直接請求することができます。そして連帯保証人には「まずは契約者本人に請求して、それでもダメなら支払います。」と拒む権利が与えられていません。そのため連帯保証人がすべての返済義務を負わなければなりません。これが2つめのデメリットです。

3つめのデメリットは、いくら契約者本人に返済できる資金があることを証明することができても請求に応じなければならない点です(民法第453条)。2つめのデメリットと共通しているのは、何があっても連帯保証人には拒否権が認められていないということです。これが連帯保証人ではなく保証人であるなら、原則として拒否することが認められています。特約がある場合は例外的に拒否できないことがある点で注意が必要です。

こんな場合どうする?

これまで連帯保証人が持つリスクについて解説してきましたが、もし連帯保証人を頼まれた場合にはどうすればよいのでしょうか?。まず、口頭で保証契約した場合、その連帯保証債務は無効となります。書面でなければ保証契約に法的な効力を発生させることができないからです(民法第446条第2項)。連帯保証人について記載されている契約書については、行政書士に相談すれば隅々までチェックしてもらうことができ、どのような場合にどれくらいの責任を負うことになるのかをあらかじめ予測することができるようになります。

また、連帯保証人として代わりに負担した金銭を求償権を行使することで取り戻したい場合は、内容証明で請求する方法が有効です。内容証明で請求する手続きを行政書士に依頼すれば、書面作成から送付作業まですべて任せることができます。 

まとめ

連帯保証人とはどういうものなのか、デメリットにはどのようなことがあるのか、お分かりいただけましたか?連帯保証人は安易に引き受けないことが何よりです。しかし、引き受けざるを得ないという場合でも、書類作成の専門家である行政書士へ相談するなど、万が一の場合のリスクを理解できるようにしておきましょう。

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この記事の監修者

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プロのコメント

高谷滋樹 弁護士
  • 都総合法律事務所
  • 高谷滋樹弁護士

連帯保証をすることは、借金をする本人と同じ立場に立つことを意味します。 人間関係上、ならざるを得ない状況になるかもしれませんが、その際は、一度、弁護士に御相談ください。 敢えて連帯保証という形を取らなくても、他の選択肢で、十分対応可能な場合もあるはずです。それを、まずは検討しましょう! 弁護士が、お手伝いいたします!! http://h-law.osaka.jp/ フィリピンのことなら フィリピンセンター http://p-center.net/ フィリピン企業情報館 http://p-toukibo.com/ ビザ取得 外国人雇用 技能実習生 入管どっとコム http://nyuukan.com/

高島秀行 弁護士
  • 高島総合法律事務所
  • 高島秀行弁護士

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