短期バイトを雇うなら。会社も応募者も後悔しない大事な考え方

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夏休みなどの長期休みや繁忙期など、一次的な労働力不足を補完する短期バイトは経営者にとってとても「都合」のいいもの。ただ、気をつけなければいけないポイントもあります。それを確認しトラブル防止に役立てましょう。

「短期バイト」は一時的な労働力不足を凌ぐ効果的な人材確保方法です。経営者にとっても、短期バイト自身にとっても「割り切り」が認められる労働形態です。ただ、数あるポイントに気をつけないと、後々までトラブルを引きずることにも直結します。どのような点に気をつけるといいのかをお伝えします。

「短期バイト」とは

短期バイトとは、法律上の定義ではなく、各会社によって取り扱いが異なります。

日々または30日以内の期間を定めて雇用する(日雇労働)場合、4か月以内の季節的業務(事業)の場合や2か月以内の期間を定めて雇用する場合など様々な形態があります。

たとえば、北海道フェア等の催事販売業務に1か月のうち14日間だけ雇用するとか、海の家(季節的事業)で7、8月のシーズン中だけ雇用するとか、1年のうちのある一定の時期だけ雇用するのが通例です。

短期バイトを雇用する際の注意事項

短期バイトは、前述のように、日々または30日以内の期間を定めて雇うのか、4か月以内の季節的業務(事業)なのか、あるいは2か月以内の期間を定めて雇うのか、会社によって様々です。

たとえば、お中元の販売で6~7月の2か月契約、お歳暮・おせちの販売で11月~1月の3か月契約をしていたとします。週30時間以上40時間未満の労働条件で働かせていたとすると、当該業務は季節的業務になるため、社会保険は適用除外でかかりませんが、雇用保険では短期雇用特例被保険者となります。

そういった点で、雇用管理が非常に複雑で、専門的に管理を行える人材の育成が必要です。

「現場」と短期バイトとの付き合い方

短期バイトと実際に仕事をするのは経営者ではありません。「現場」です。現場マネージメントを通して、短期バイトとはどのような点に気をつけるとよいのでしょうか。短期バイトは、必ずしもその業務に精通している人が就くというわけではなく、初心者が就く可能性が多々あります。初心者にお客様対応をおまかせするには、最低限、現場に出るまでに十分な教育訓練を実施する必要があります。逆に、教育訓練の手間をかけられないという場合は、お客様にも短期バイトのスタッフにも失礼にあたるので、そもそも雇用しない方がいいです。多くの場合、現場マネジャーが指導員となり、実地で訓練するという形になると思いますが、そういった訓練を採用から現場に出るまでの流れの中で行えるように、会社の方針として決めておくことをおすすめします。

短期バイトとのあいだでトラブルが発生したら

短期バイトを雇用するために、短期バイト用の就業規則を作って備えているという会社は少ないと思います。多くの場合、服務規律やその他の規定等に関しては、正社員就業規則またはパートタイマー就業規則の規定を準用することが一般的です。個別の労働条件については、労働条件通知書または労働契約書で明示すると思います。

もし、当該法律上の義務を行っていない場合は、今すぐ行ってください。短期バイトに関しては、労働条件が問題になることが少なからずあるからです。そうした上で、もし、短期バイトとのあいだでトラブルが起こってしまったら、対話を通して真摯に対応していくしかありません。

問題を一つひとつ丁寧に聞いていき、問題を整理して、双方の主張で食い違う部分は、事実を確認し修正をしていくという積み重ねを行っていきます。後で言った言わない等のトラブルを防止するために、議事録等を記録して双方で確認しながら進めていくということが重要になります。

短期バイトを採用するときのポイントまとめ

短期バイトは、一時的な労働力不足を補う目的としての使い勝手は非常にいいと思いますが、不安定な雇用のため、どうしてもそこをケアする必要が生じます。そのため、通常の従業員よりも雇用管理が難しく、実施するのであれば、それなりの専門知識を持った担当者が必要になります。もし、担当者がいないのであれば、外部の社会保険労務士に雇用管理の依頼をすることをおすすめします。

決して、安易な気持ちで採用することだけはしないというのが、短期バイト雇用のポイントとなります。

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プロのコメント

染木満則 税理士
  • 染木満則税理士事務所
  • 染木満則税理士

人手不足の業界が広がっているという報道を見かけるようになって久しいですね。 人材の採用は慎重に行いたいものですが、「短期だから」というだけでいろいろな手続きを見落としてしまってはいませんか? 税務上も注意すべき点がいくつかありますので、確認の意味でも、私たち税理士にお気軽にお尋ねください。

大藏浩幸 税理士
  • 大藏浩幸税理士事務所
  • 大藏浩幸税理士

短期のバイト?日払いであれば源泉の金額も違ってきます! 扶養控除等申告書は必ず提出してもらって甲欄を適用しましょう! 支払いも他の従業員と同じように締めを作って支払いも月一回に しましょう!

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この記事の監修者

千葉県船橋市に事務所を構えております。 大手小売業での勤務経験から、パートタイマーの採用・教育・労務管理・安全衛生を得意としております。 大量に人を雇用する企業様でも、ご契約内容に...