失敗しない社労士の選び方・探し方

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健康保険や雇用保険、労働保険、さらに給与計算や人事管理など、人を雇って事業を行う以上、わずらわしい業務が付きものです。本業に専念するためにも、そうした人事労務関連の業務は専門家である社会保険労務士にまかせるのが最も効率的です。しかし、適切な社労士を選ぶためには抑えるべきポイントがあります。ここではよい社労士の選び方や探し方について解説していきます。

社労士はどこでどうやって探すのか

社労士を探すには、いくつかの方法があります。知人や取引のある会社からの紹介、税理士からの紹介、社会保険労務士会に照会する、インターネットで独自に探すなどが考えられるでしょう。

紹介者がいれば、社労士の人となりや能力についてある程度の保証があるので、安心して契約できます。その一方で、会ってみて気が進まない場合に断りづらいというデメリットもあります。

税理士からの紹介であれば、幾分ビジネスライクに捉えられ、相性が悪いと感じた場合には別の社労士を探してもらえる可能性もあります。

各都道府県にある社会保険労務士会に相談すれば、距離的に近いところに事務所を構える社労士の情報を得ることができます。

もっとも手軽なのはインターネットですが、相当数のサイトの中から自社に合った社労士を選ぶのはなかなか大変です。いきなり一人に絞るのではなく、社労士検索サイトを利用して比較検討を行い、まずは電話などで感触を確かめてみるという段階を踏んでいくことをおすすめします。

エキテンプロなら、注力分野から近隣の社労士を検索することができ、気になる社労士へ一括で相談&見積もり依頼ができる「まとめて相談」が利用できます。メールで返答が届くので、比較検討も容易です。過去の実績やプロフィールなどを参照しながら、より相性のよい社労士に出会うことができるので、まずはここから社労士探しを始めてみましょう。

社労士に依頼する際のチェック項目

社労士が行う業務範囲はかなり広いため、何でもできるとアピールする社労士は、逆に得意分野がないとも言えます。悪いことではありませんが、依頼したい業務を得意としている社労士のほうが、パートナーとして安心してまかせられます。

社労士を選ぶ際には、得意分野や実績を具体的に示すことができ、ノウハウが確かな社労士であるかをチェックしたいものです。特に、就業規則や人事制度などの労務分野、年金・医療・介護も含む社会保険分野それぞれについて、実績や経験を確認するようにしましょう。

次に、提供されるサービスの形態をチェックする必要があります。手続きの代行、賃金制度・就業規則の策定、人事や労務管理に関するコンサルティングなど、業務ごとにどのような形での契約になるのかを確認します。例えば期間を区切って顧問契約を行うプランもあれば、業務の発生に応じて単発でスポット的に契約するプランもあります。

また、サービスの形態や契約内容によって、料金も変わってきます。料金も選択時の重要な基準になるため、事前にきちんとチェックしましょう。社労士報酬については、現在では一律の基準が存在せず、各社労士が自由に設定をしています。業務内容に見合う適正な料金かどうかは、いくつかの社労士報酬を比較すれば判断できます。疑問に感じる点は、その時点で質問し、回答を得るようにします。

あまりに料金が安い社労士は、顧客数が多く、一件あたりにかける時間が少ない可能性があります。定期訪問の頻度や、突発的な事案に対しても柔軟に対応できるのかなど、料金とサービスのバランスを考えることが大切です。

社労士に依頼する際のポイント

費用負担に見合う働きをしてもらうためには、社労士に依頼する必要性を明確にしておく必要があります。社労士に請け負ってもらいたいのは、どの部分なのか、どの範囲までまかせるのかを依頼する側が示せないようでは、社労士と契約する意味が薄れます。

社会保険や労働保険の手続きがメインなのか、就業規則を始めとした社員管理に関する書類策定が必要なのか、労働基準監督署との折衝を助けてほしいのかによって、社労士選びから契約内容までが異なってきます。

依頼する社労士については、事務所の所在地域や社労士の年齢、得意な業種、得意業務に留意し、さらに業務内容と料金とのバランスを見ていきましょう。

条件に合った社労士を複数ピックアップし、見積もりを出してもらうと比較検討がしやすくなります。問い合わせの際の応対についても、忘れずにチェックしてみてください。今後長い付き合いとなる可能性もあるため、例え事務所のスタッフであっても、あいまいな応答や、不親切さが感じられる場合にはマイナス点としておく必要があります。そして、社労士本人の人柄や誠実さは、さらに重要な選択基準となります。

慎重に行いたい社労士選び

問い合わせをしたからといって、慌てて決める必要はありません。これまでの業務の事例や、見積もりを提出してもらい、慎重に社労士選びを行ってください。情報は多いほど良く、インターネット等で口コミが探せれば生の声として参考になります。また登録年数や売上高なども、信用性へのひとつの判断材料となります。

いくら人柄が良く感じられても、折衝力がなければ実務に不安が残ります。ときには辛口の意見が言えるくらいの人物であれば、自社への適切なアドバイスを得られるでしょう。

社労士と契約後に「こんなはずではなかった」と感じている企業は少なくありません。トラブルの原因としては、自社が希望していたニーズと社労士の能力が不一致であったり、その分野についての知識や経験が不足していたりすることがもっとも多いようです。

また契約内容を明確にしなかったため予想に反して費用が膨らんだ、社労士と自社の労務担当者との相性が悪いなども不満の原因として挙げられています。

ある程度契約への話がまとまっているとしても、疑問があるまま流されないことが重要です。ときにはセカンドオピニオンの活用も検討してみるくらいの慎重さをもって、自社が本当に求める社労士との、納得のいく契約を目指しましょう。

よい社会保険労務士と巡り合うために

国家資格を持った社労士といっても、それぞれに得意分野や実績などに違いがあります。「社労士先生」だから何でも丸投げできると考えていると、自社のニーズに合致していなかったということになりかねません。よい社労士と契約するためには、自社の課題について明確に把握し、それを解決してくれる能力をもった社労士を徹底的に探すことです。料金の安さに目を奪われて後悔しないように、依頼内容を的確に絞り込み、合理的な判断を心がけていきましょう。

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この記事の監修者

「助成金/年金相談したい!」「未払い残業代どうしよう…」「保険手続の負担が…」 ⇒社会保険労務士へお気軽にご相談ください! ◆助成金に関わるご相談/申請代行 事業経営して...

プロのコメント

市川直人 社会保険労務士
  • 千の葉社労士合同事務所
  • 市川直人社会保険労務士

こういう書き方をされてしまうと立つ瀬がないのですが、確かに、何が専門でどれだけの実績を上げているかというのは、お客様としては気になるところです。 私は主に労働分野を専門としており、年金は年金を専門に行っている社労士をご紹介しております。 実績という点では、私は昨年3月に開業したばかりですので皆無に等しいのですが、1件の顧問先の給与計算をはじめ、年末調整(書類チェックおよび計算)、就業規則作成、労働保険・社会保険手続。スポット契約でキャリアアップ助成金の申請を1件を請け負っております。 また、介護事業者指定申請、介護職員処遇改善加算などの要請もございましたが、期限が迫っていることや、金額と業務量の折り合いが付かないことなどから、残念ながら受注には至りませんでした。 また、インターネットからご依頼される件についてですが、依頼者が何に困って何を頼みたいのかということが整理されていないことが多く、メール等でご相談いただく内容だけではご希望に沿いかねる場合が多々ございます。ですので、私は出向いて対面でお話を伺うということに重きを置いております。 一番の不幸は、依頼者が本当の問題が何なのかわからないままに依頼し、その依頼内容を鵜呑みにした社労士と契約をし、本当に解決したい問題を解決できないことではないでしょうか。 お忙しく、あまり時間はないとは思いますが、なるべく、じっくりお話をお伺いさせていただき、御社が抱える問題を解決していきたいと思います。

吉川直樹 社会保険労務士
  • 吉川経営労務商会
  • 吉川直樹社会保険労務士

  お客様にところへ営業で回っていると前任者の悪口を聞かされることもありますが、ひとえに相性が悪いということが多い、別にその社労士が特におかしいということではないケースが多いです。  本当にまずい場合は他山の石としますが、引継ぎでいろんなお客様の特性ーお客様はわがままを聞いてほしいということが社労士はわかっていないーを前任社労士から聞くこともあります。ひとえに相性です。   そういう意味では顧問なら最初は6か月だけ結ぶのもよいでしょう。その間に相性が合いそうかどうかわかります。  スポットはそういうことはない、割り切りの関係だと思いますが、その場合でも繰り返し購入していかれるお客もみえますので、これもトータルでみればありがたいことです。  コンサル会社が一回限り助成金をとって、あとほったらかしというのもよく聞きますが、協定書・カレンダーなども作成してCD-Rに入れて送って上げれば喜ばれます。これはリピート客になりますし、顧客リストに加えてよいでしょう。  労使紛争、障害年金、助成金など非常に特殊な能力・練達・経験を要する分野は、顧問社労士が自信がないという場合は、無理に頼まずに、他の人を紹介してもらいましょう。    1事業所に2人、3人の社労士が入っていても別におかしくないと思います。一人で何もかもはできませんし、社労士としてもあまりに負荷がかかるとぽしゃります。    ある社労士が「自分をセンセイと思うな、自分ほどバカはいないと思え」といっていましたが、正にそうだと思います。お客が書類をそろえてくれなくても、辛抱して待つ度量の広さも要るということでしょう。    

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