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資金調達支援

資本金はいくらがいい?起業を考えたら知っておきたい資本金のこと

2018年06月18日

ベンチャー企業が創業から5年後に生き残る確率は15%、10年後には6.3%といわれています。この企業の生存率の低さには資本金の額も関連しているといわれています。5年後、10年後の未来のためにも覚えておきたい、資本金について解説します。

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田村栄二 税理士によるコメント

田村栄二
開業時の資本金の額については、税務的な面と財務的な面の2つの側面から考えて頂きたいと思います。 税務的な面では、1千万円という金額がポイントになるようです。 資本金が1千万円未満であれば、通常、法人の設立から最初の2年間は消費税が免除されますが、当初より資本金が1千万円以上であると 設立1年目から消費税が課税されます。 また、法人住民税の均等割という赤字の場合でも課税される地方税についても多くの場合、1千万円以下である場合と1千万円超である場合には、その金額が大きく異なってきます。 東京23区内であれば、1千万円以下が7万円であるのに対して、 1千万円を超えますと18万円となります。 法人の設立登記で、資本金を990万円とするケースがよくありますが、この税金の面が大きいと思われます。 財務的な面から言えば、自己資本である資本金が大きい金額である 方が有利と言えます。 仮に法人設立後、すぐに創業融資を受けるにしてもある程度の金額の資本金であった方が、対金融機関上有利に働きます。 ですので業種や事業規模にもよりますが、お金のある方であれば、 800万円以上900万円位までの資本金を準備し、お金のない方でも 最低300万円程度を準備することをお薦めします。 もちろん資本金の額だけで創業融資の額は決まるわけではないのですが、多くの場合、1期目から大幅な黒字となることは少ないため、 ある程度の自己資金を準備しませんと、2期目以降の事業の継続が困難になるケースが多く見うけられます。